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UXデザインにおけるターゲットとペルソナの違いと設定するメリット

UXデザインにおけるペルソナの重要性やメリット、そしてペルソナとターゲットの違いについて、そして、それをきちんと設定しておくことのメリットについてです。

HATLUSH Editor

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HATLUSH Inc.の外部エディターです。サービスデザインをする際に必要な知識をベースに、厳選したテーマの記事をライティングしてお届けします。

「ターゲット」と「ペルソナ」の違い

UXデザインにおける「ターゲット」と「ペルソナ」を同様のものと捉えている方は多いようですが、両者には明確な違いがあり、その詳細を把握しなければ的確なUXデザインは行えません。ここでは、最初にこの二つの違いを明確にしておきましょう。

まずはターゲットについてです。UXデザインにおけるターゲットとは、社会的スペックを中心とした特徴をまとめたおおまかな人物像を意味します。この場合の社会的スペックとは、「業種」、「勤務先企業の規模」、「役職」などを指します。また、人物像の設定は大まかなもので構わないため、その決定に際する調査は特に行わず、過去の経験や営業情報などを活用します。

一方で「ペルソナ」は、社会的スペックだけでなく、個人のパーソナリティやライフスタイル、幅広い興味の対象などを指定した、より具体性のある人物像を意味します。そのため、その決定においてはユーザーインタビューやユーザー観察などの新たな調査を行い、より詳しいデータを集めなければなりません。

このようにUXデザインにおけるターゲットとペルソナには、その人物像の具体性という面で大きな違いがあり、UXデザインにおけるペルソナ設計には、UXの対象となるユーザー像をより明確にするという点で大きな意味があります。

UXデザインになぜペルソナが必要なのか

続いてはUXデザインにおけるペルソナの重要性について、3つの点から、より詳しく解説していきます。

・ユーザーに対する共通の理解ができる
UXデザインを行うにあたっては何人かの作業者とチームを組み、プロジェクトを遂行するというケースが多いことと思われます。しかしながら、その際にUXデザインをどのような人物に対して行うのかという点を明確にしておかないと、作業者ごとに認識のずれが生じ、無駄な意見の衝突などが生じてしまうかもしれません。UXデザインにおけるペルソナの設定には、このようなプロジェクトの対象となる人物像を明確にし、作業者ごとの認識のずれを解消するという点で大きな意義があります。

・正しい意思決定ができる
プロジェクトの遂行においては、さまざまな決断を迫られる機会が多くあります。しかしながら、その際に明確な判断基準がないと正しい意思決定ができないかもしれません。UXデザインにおけるペルソナには、プロジェクトの遂行過程で生じる決断を迫られる機会において、明確な判断基準になるという点でも大きな意義を持ちます。

・ユーザー視点を持てる
ペルソナが明確に設定されたプロジェクトにおいては、ペルソナが快適に感じられるかどうかという点を基準として物事の判断ができるため、常にユーザー視点を持てるという点でも大きな意義があります。特にUXデザインにおいては、客観的立場に立った考察が不可欠であるため、そのことからもペルソナを設定することが重要であることは明白です。

ペルソナを設定するメリット

以上のことから、ペルソナを設定するメリットとしては、大まかに「プロジェクト内において、ユーザーに対する共通理解ができる」、「ペルソナそのものが明確な判断基準となる」、「より客観的な立場から物事の判断ができる」という3点が挙げられます。また、これらのことをより広義的にとらえれば、「作業ごとの優先順位を明確にできる」、あるいは「より質の高いアウトプットへ繋げることができる」といった点もペルソナを設定するメリットとして挙げることができます。

このようにUXデザインにおけるペルソナには、プロジェクトを成功へ導く上で重要なカギを握っており、プロジェクトの初期段階において入念にその設定を行う必要があります。また、ペルソナの具体的な設定をプロジェクト内で確実に共有するためには、ペルソナシートなどを作成することで、その内容を可視化し、プロジェクトに携わるすべての人がいつでも確認できる状態にしておくというのもおすすめです。

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