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UXデザイナーとは違う新しい職種「UXライター」とは?

新しい職種「UXライター」に関し、UXデザイナーとの仕事内容の違いや、求められるスキルなどについて

HATLUSH Editor

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HATLUSH Inc.の外部エディターです。サービスデザインをする際に必要な知識をベースに、厳選したテーマの記事をライティングしてお届けします。

UXライターとは?注目される理由は?

現時点ではその知名度は決して高くないものの、「UXライター」という職種のニーズが高くなりつつあり、その重要性を認識する一部有名企業では既に求人を行っている例も存在します。ここでは、このUXライターという職種について解説します。

UXライターが行うUXライティングの役割について理解するには、以前から存在するUXデザインの役割について理解しておかなければなりません。

通常、UIを通してユーザーが経験するすべてのことをUXと呼びますが、ユーザーに対して体験と同時に快適さももたらすためには、UX全体の設計=デザインにこだわらなければなりません。

例えばアプリのUXであれば、そのアプリがユーザーにどんなメリットをもたらすのか、どのようにマネタイズしビジネスモデルを構築するのか、他でもなく自分たちのサービスを選んでもらう理由はなんなのか、などから、細かく設計し、UIに落とすことで、ユーザーが実感できる快適さの度合いは大きく変化します。

UXデザイナーは、このようなユーザーが快適さを実感するためにデザインを発案、具現化することを大きな役割としています。

これに対し、UXライティングもまた、ユーザーに快適さをもたらすことを主な目的としますが、こちらの場合は発案、具現化する対象が文章であることが、その役割の特徴であり、UXデザインとの大きな違いでもあります。

文章を対象とするUXライティングは、かつてはUXデザインの一部として考えられることも少なくありませんでしたが、文章やワーディングの微妙な違いがユーザーにもたらす感情の変化に大きな幅があることが広く知られるようになったことにより、文章に特化したUXライティングが独立したものとして重要視されるようになったことでUXライターという職種は誕生しました。

UXライターの仕事と求められるスキル

・UXライターの仕事
上述した内容からは、UXライターの仕事はUXにおいてユーザーに快適さをもたらすための文章の作成だけであると認識される方もいるかもしれません。

しかし、このような文章の作成の過程においては、どのような文章がユーザー体験としてよりよい効果をもたらすのか、という点について必要な情報を収集したり、収集した情報を処理するなどの作業も必要となります。そのため、UXライターの仕事は決して文章を書くことだけではなく、適切な情報を抽出し、何を求められているのかを分析することもその仕事のひとつなります。

・UXライターに求められるスキル
企業などにおいてUXライターは、UXの幅広い開発を目的としたプロジェクトチームの一員として仕事に従事します。そのため、より的確なUX開発を行うためには共同作業者との意見交換やディスカッションを通して、プロジェクト全体の方向性を決めていかなければならないため、ただ文章が書けるだけではなく、幅広い知識と対象サービスへの理解が前提条件となります。

・明確な根拠に基づいた文章の作成能力
UXライターの仕事では、最終的に文章をライティングすることとなりますが、そのライティングで使用したすべての単語には、なぜその単語を使用したのかという質問に答えられるだけの明確な根拠が必要となります。そのため、ただ直感で文章をライティングするのではなく、リサーチから割り出した適切と思われる単語からうまく文章を作り出す能力も求められます。

・アイデアを提示する能力
UXライターに限った話ではありませんが、何もない状態から何かを作り出すためには、アイデアを提示し、それに関するディスカッションなどを重ねながら、徐々に形を形成していかなければなりません。特にUXライターの場合は、柔軟性に富んだアイデアが必要となるため、それを発案し、提示する能力もまた不可欠となります。

UXライターにはUXの知識も重要

UXライターにはUXの知識も重要

UXライターは文章をライティングすることが主な仕事となりますが、その先に存在するUX全体のことを把握し、考えるというのは前提条件です。その上で、文字がユーザーに与える印象を、根拠を持って提示し続ける必要があります。

一昔前(今も重要ですが)優秀なコピーライターの考えたキャッチーなコピーだけで、その商品の売り上げが2倍にも3倍になるような時代がありました。デジタル技術の開発が進み、視覚的な意味で、当時ほどコピーライティングが重要視されなくなった今でも、たった20文字程度のコピーを考えるのに相当の時間が割かれます。
なぜならその商品やサービスを深く理解しないと、それを表現するための文章が浮かんでこないからです。

UXライターは今の時代に則したコピーライターのようなもの。サービスを深く理解していないとそこから生まれるものはユーザーの体験を阻害してしまうことになり兼ねません。
が。だからこそ、重要視され、そこに多くの時間と人を当てる事の重要性を企業が理解するようになったのかもしれません。

まだまだ日本では馴染みのない職業ですが、弊社HATLUSHがデザインを提供する際にも文章やワーディングにはものすごく気を使い、設計しているので、そう遠くない日に専任で「UXライター」が社内にいる日が来るかもしれません。


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