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ユーザーニーズを正しく理解していますか?UXデザインに役立つペルソナの作り方

ペルソナの作成における、ユーザーニーズの重要性とその抽出方法などを紹介します

HATLUSH Editor

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HATLUSH Inc.の外部エディターです。サービスデザインをする際に必要な知識をベースに、厳選したテーマの記事をライティングしてお届けします。

ペルソナ作成の重要性

UXデザインにおけるペルソナの作成は、対象とするユーザーの人物像を明確にするだけでなく、プロジェクト内におけるユーザーに対する共通理解を深めることや、ペルソナそれ自体が意思決定をする際の判断基準となることなど、さまざまなメリットがあります。しかし、そんなペルソナの作成においては、ユーザーニーズを正しく理解していないとペルソナとして適切な人物像を捉えることができず、それらのメリットも無意味なものに終わってしまいます。ここでは、ユーザーニーズを的確に捉え、ペルソナの作成へ繋げる方法について解説します。

ペルソナ作成前のユーザーリサーチ

ペルソナの作成においては、最初にユーザーリサーチを入念に行い、必要なデータを収集しなければなりません。ここでは、その大まかな手順について解説します。

1.ユーザーの体験を抽出
ペルソナの作成を目的としたユーザーリサーチは、ユーザーを観察し体験を抽出することから始めます。この段階ではニーズを集めようとするのではなく、特定の製品やサービスを利用したときのユーザーの行動観察とデータの収集を行うことに集中してください。

2.ユーザーの体験から背景・感情を分析
ユーザーの行動観察から得たデータが一定数溜まったら、ユーザーが体験したこととその背景や感情について分析します。この場合、背景はその製品・サービスを利用するに至ったきっかけが該当し、また、感情にはその製品・サービスを利用した上で感じた満足感や不満などが該当します。特に感情の内容はニーズの把握において重要となるため、できるだけ詳しく分析する必要があります。

3.ユーザーのニーズを抽出
背景・感情が明確になったら、それをもとにユーザーのニーズを抽出してみましょう。例えば、特定の製品・サービスに対して不満を感じたユーザーが多ければ、その具体的な内容がニーズに直結する可能性は非常に高くなります。

4.ニーズをグループ化し価値観を洗い出す
いくつかのニーズが抽出されたらそれらをグループに分け、各々で共通の価値観を洗い出します。この段階ではグループ分けの基準の精度の高さは必要ないため、直感的に分類してしまっても構いません。

5.価値観に対する「問い」を見つける
グループごとの価値観の洗い出しが済んだら、それらに対する「問い」を見つけます。この際には現在ではなく、未来を見据えた考え方を心掛け、例えば「その価値観の前提となっている常識が将来的に覆されたら、価値観にはどのような変化が表れるのか」といった考察を行い、問いを見出します。

ペルソナシートの作り方

ペルソナの作成においては「ペルソナシート」を作成することで、その詳細を可視化し、プロジェクト内での共有などがしやすくなります。続いては、そのペルソナシートの作り方を項目別に解説します。

1.パーソナル情報
パーソナル情報はペルソナの人物像の土台となる基本的な情報を指します。具体的には、年齢、性別、勤務先(学校)、居住地、出身地、家族構成などの情報のことを指し、できるだけ詳しく設定する必要もあります。

2.ITリテラシー
ITリテラシーには、使用しているデバイス、頻繁に閲覧するサイト、頻繁に利用するアプリ、SNSの利用状況などが該当します。この点に関しにてもできるだけ詳しい設定をする必要があります。

3.日常の行動
平日の過ごし方、休日の過ごし方、趣味などを設定すると日常の行動パターンが明確になり、ライフスタイルなどが分かりやすくなります。この点はペルソナの内面的な部分を構成する重要な要素となります。

4.ゴール
ペルソナシートの作成においては、長期的、短期的な目標をそれぞれ設定する必要があります。例えば「○○歳までに結婚をする」、「今度の週末は○○を食べる」などといったものが、その例として挙げられます。

5.エピソード
これらの設定をもとに、対象となる製品・サービスを利用するに至るまでの過程を設定します。

6.イメージ画像
イメージ画像はプロジェクト内でペルソナの人物像に対する共通イメージを持つために重要となります。

ペルソナ作成にユーザーリサーチが必要な理由

ここではユーザーニーズを的確に捉え、ペルソナの作成へ繋げる方法について解説しました。特にペルソナシートの作成においては、数多くの項目を作成しなければならず、また、そのための情報収集も十分に行わなければならないことから、ユーザーリサーチが重要であるということは明白です。そのため、ユーザーリサーチを行うにあたっては、事前にどのような情報を集めるべきなのかという点の設計もとても重要です。

いかがだったでしょうか。あくまで、ここで説明しているのは手法の一つですが、サービスを設計する前に、一体”誰”のために作っているのかは必ず意識するようにしましょう。


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